目次
「DER(Distributed Energy Resources)時代」を制するのは誰か?
再生可能エネルギー、蓄電池、EV(電気自動車)、DR(デマンド・リスポンス)――
多様なエネルギーマネジメントに対応する方策とは。
目次より
はじめに
1 DERの拡大とその有効活用の重要性の高まり
1.1 DERの普及拡大
1.1.1 DSRの拡大
1.1.2 系統直付け設備の拡大
1.2 自然変動再生可能エネルギーの拡大によって生じる電力システムへの影響
1.2.1 出力制御の発生
1.2.2 昼間の卸電力市場価格の低下
1.2.3 調整力・慣性力などのニーズの増加
1.2.4 電力系統に流れない電力の増加
1.3 DERの有効活用の重要性の高まり
1.3.1 DR/VPPの概要
1.3.2 DR/VPPの効果
1.3.3 DR/VPPのポテンシャル-
コラム:DRの効果 ~卸電力市場価格・電源調達コスト低減効果などの分析
2 DER導入・活用に関わる制度・政策の現状・見通し
2.1 DERの導入促進
2.1.1 導入目標の設定
2.1.2 導入インセンティブの付与
2.1.3 導入環境の整備
2.2 DERの活用促進
2.2.1 活用インセンティブの付与
2.2.2 活用環境の整備
2.2.3 活用価値の顕在化
コラム:変わり続けるDER関連制度・政策
3 DER関連サービス動向
3.1 DER関連サービスの全体像と提供価値
3.2 DER関連サービス概要と事例
3.2.1 蓄電池関連サービス
3.2.2 EV充電マネジメント
3.2.3 DR/VPP
3.2.4 再生可能エネルギーアグリゲーション
3.2.5 自己託送・PPA
3.2.6 TPOサービス
3.2.7 マイクログリッド
コラム:将来のDER関連サービス:P2P電力取引
4 DER関連サービス統合化の動き
4.1 DER関連サービス統合化の視点
4.1.1 エネルギーサービス内での統合
4.1.2 非エネルギーサービスとの連携・統合
4.2 各種サービスの結節点としての統合化の視点
4.3 DER関連サービス統合化の方向性
4.3.1 DER関連サービス統合化の目的
4.3.2 結節点の強さから見る統合化の方向性
コラム:セクターカップリング ~電力セクターと他セクターの融合
5 DER関連事業の難しさと関連企業の目指すべき方向
5.1 DER関連事業の難しさ
5.1.1 DER関連事業の事業上の位置付けの定義
5.1.2 事業モデルの転換の必要性
5.1.3 「事業環境見通しの不透明性」と「顧客囲い込みの先行者利得」のジレンマ
5.2 関連企業の取るべき動き・目指すべき方向
5.2.1 DER関連サービスの稼ぎどころの明確化
5.2.2 プレーヤー間の連携
5.2.3 制度把握と働きかけ
5.2.4 不透明性が残るなかでの意思決定・事業開発
おわりに
参照文献
略語集
著者紹介