次代を創る学識者/小宮山涼一・東京大学大学院工学系研究科原子力国際専攻教授

2022年10月28日

数百もの要素からエネルギーシステムの最適解を導く研究がライフワークだ。 足元の危機も踏まえ、脱炭素化シナリオの判断材料となり得る研究を意識する。  エネルギーをはじめ社会全体の変革が求められるカーボンニュートラル(CN)では、シナリオを誤ると自国経済を傷めかねない。そして目下の〝世界同時エネルギー危機〟はトランジションの難しさを際立たせた。先行きが一層混沌と
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