【マーケット情報/10月21日】米国、中東原油が続落、需給緩和感強まる

2022年10月24日

【アーガスメディア=週刊原油概況】

先週の原油価格は、米国原油を代表するWTI先物、および中東原油の指標となるドバイ現物が続落。米国の供給増加、中国の経済減速見通しで、需給がさらに緩んだ。

米国は、エネルギー価格低減のため、さらに1,500万バレルの戦略備蓄放出を計画。また、米エネルギー情報局は、主なシェール層からの11月産油量が、前月比で増加すると予測した。また、米国の石油サービス会社ベーカー・ヒューズが発表する先週の原油リグ稼働数は、前週から2基増加で612基となり、WTI先物、ドバイ現物を下押した。そんななか、中国政府が、7~9月GDPの発表を延期。同国経済の先行き不透明感と、石油需要減少の懸念が一段と強まった。

一方、北海原油の指標となるブレント先物は上昇。足元の需要回復見通しが上方圧力となった。フランスでは、一部製油所でストライキが終了し、原油精製が再開する見込み。また、中国では、10月の海上原油輸入が前月比で増加。ブレント先物の支えとなった。

【10月21日現在の原油相場(原油価格($/bl))】

WTI先物(NYMEX)=85.05ドル(前週比0.56ドル安)、ブレント先物(ICE)=93.50ドル(前週比1.87ドル高)、オマーン先物(DME)=88.76ドル(前週比3.30ドル安)、ドバイ現物(Argus)=90.33ドル(前週比1.43ドル安)