【特集2】国内初「スマート保安」のカタログ 技術利用の事業者にインセンティブ

2022年12月3日

製品評価技術基盤機構(NITE)は、電気設備の定期点検や異常有無の確認などを最新の技術を用いて効率化・高度化する新たな技術を搭載したスマート保安技術カタログを今夏からホームページ上で公開した。今後、有用なスマート保安技術を順次、カタログに取り上げていく。

今回取り上げられた技術は「高圧絶縁設備の常時監視」技術だ。特別高圧受電設備に対して各種センサーを使いながら、通信によって常時監視できる。

カタログに掲載される技術は、従来の電気設備保安技術を代替できるものかどうか、学識経験者らから構成される「スマート保安モーション委員会」での技術評価をクリアしたもの。

この技術を使用するユーザーは、これまでの停電年次点検を1年に1回から3年に1回へと延伸することができ、年間の保安点検費用の大幅な削減が可能となる。

また、従来の保安業務の代替機能だけでなく、「常時監視」による保安レベルの向上や、点検時間や頻度の削減による業務の合理化にもつながっていく。

設備の高度経年化や電気保安人材の不足などへの対応には、こうした「スマート技術」が不可欠だ。カタログ化によって、簡易的にその技術の存在を確認できる。