予備率マイナスから3%ラインを死守 展望なき需給対策で拭えぬ不安感

2022年12月4日

一時は予備率マイナス見通しのエリアもあった今冬の電力需給は、関係者の対応で辛くも3%を死守した。 ただこれで安心という水準ではなく、根本的な対策は示されないまま、電力危機が常態化している。 一昨年冬の電力ひっ迫以降、高需要期はもとより、端境期でも需給が危ぶまれる状況が相次ぐ中、政府が11月1日、今冬の電力需給対策を決定した。当初は東京エリアで1、2月に予備率がマイナス
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