【マーケット情報/4月6日】原油続伸、供給のタイト化見通し強まる

2023年4月10日

【アーガスメディア=週刊原油概況】

3月31日から4月6日までの原油価格は、OPECプラスの8カ国による自主的な追加減産の発表を受けて、主要指標が軒並み急伸した。特に米国原油を代表するWTI先物と北海原油の指標となるブレント先物は、それぞれ前週比5.03ドルと5.35ドルの上昇となった。

OPECプラスの8カ国が、5月から年末にかけて合計で日量116万バレルの自主的な追加減産を発表。ロシアも日量50万バレルの減産を年末まで維持すると公表したことを受けて、供給のタイト化が続くとの見通しから、積極的な買いが膨らんだ。

イラクとクルド人自治区の間で原油の出荷再開の合意が結ばれたが、実際の輸出には至っていない。

米国では、OPECプラスの減産計画と経済の先行き見通しに対する懸念の間で揉み合う局面もあった。米エネルギー情報局が発表した最新の統計では、原油在庫およびWTI原油の受け渡し地点となるクッシングの在庫はともに減少に転じたものの、景気の先行き不透明感から需要が抑制された。ただ、全体としては油価の下方圧力に至らなかった。

【4月6日現在の原油相場(原油価格($/bl))】

WTI先物(NYMEX)=80.70ドル(前週比5.03ドル高)、ブレント先物(ICE)=85.12ドル(前週比5.35ドル高)、オマーン先物(DME)=83.90ドル(前週6.11ドル高)、ドバイ現物(Argus)=84.64ドル(前週比6.77ドル高)