大切な家族をそっと見守る 「まもりこ」が提供する安心な暮らし

2023年6月4日

【中部電力】

中部電力と電気通信事業者のインターネットイニシアティブが設立したネコリコ。同社が2021年から提供している高齢者見守りサービス「まもりこ」が好評だ。

まもりこは、見守りたい家の冷蔵庫の側面や上面など、1日1回は開閉する場所に端末を設置する。端末には通信機能があるため、インターネット回線やWi―Fiは不要。設置場所がNTTドコモのLTEエリア内であれば、コンセントにつなげるだけで使える。見守る家族は、スマートフォンにアプリをダウンロードして利用する。

端末代金の1万3200円(税込み)でスタートでき、月額利用料は550円(同)。兄弟姉妹など複数人で見守りに参加しても追加料金はかからない。設置が簡単で低料金のため、まずは試してみたいという場合にも始めやすくなっている。

端末は朝・昼・晩の1日3回、ドアの開閉を基に状況を判定する。一定時間、ドアの開閉がないなど異常があった場合のみ、アプリに通知が届く仕組みだ。

スマホアプリからは、1時間ごとに更新されるドアの開閉時刻と、その時点の温度・湿度を確認することができる。見守る側、見守られる側双方への負担が少なく、「適度な距離感で、高齢者をそっと見守れる」と利用者から好評を得ている。

異常があった時だけアプリに通知が届く


法人も見守りに活用 派生したサービスが登場

まもりこには、オプションサービスの「まもりこビュー」がある。1ライセンス110円(同)の月額料金で、パソコンやタブレットなどからウェブブラウザを使ってデータを閲覧。異常通知はメールで受け取れる。不動産管理会社などから入居する高齢者の見守りに利用したいとの声もあり、提供を開始した。複数の高齢者の一覧表示や、データをグラフ化する機能などが備わっている。

地方では、まもりこから派生した新たなサービスが登場している。

福岡市東区のタクシー会社では、離れて暮らす家族が異常通知を受け、本人と連絡が取れない場合、ドライバーに確認訪問の依頼ができるサービスを開始した。

まもりこは地域ぐるみの見守りにつながり、離れて暮らす家族の安心に大きく貢献していきそうだ。

端末(右)とスマホ画面