【マーケット情報/8月25日】欧米原油下落、米中経済懸念が強まる

2023年8月28日

【アーガスメディア=週刊原油概況】

先週の原油価格は、米国原油を代表するWTI先物および北海原油の指標となるブレント先物が下落。米中経済の先行き懸念から、売りが優勢となった。

中国の不動産大手・碧桂園が、デフォルトに陥る可能性が台頭。これを受け、香港株式市場は同社を、香港市場の動きを示す株価指数・ハンセン指数から除外。中国不動産業界の低迷が浮き彫りとなり、同国経済の先行き懸念が一段と強まった。

米国では、米連邦準備制度理事会(FRB)パウエル議長の発言から、9月下旬の会合での金利は据え置き、12月の会合までに金利がさらに引き上げられるとの予測が広がった。これにより、景気の冷え込みと石油需要減の見通しが強まった。

一方、米国では原油在庫が、クッシング在庫での大幅減から12月来の最低水準となった。ただ、油価への影響は限定的だった。


【8月25日現在の原油相場(原油価格($/bl))】

WTI先物(NYMEX)=79.83ドル(前週比1.42ドル安)、ブレント先物(ICE)=84.48ドル(前週比0.32ドル安)、オマーン先物(DME)=86.39ドル(前週比0.94ドル高)、ドバイ現物(Argus)=86.22ドル(前週比0.86ドル高)