【マーケット情報/11月24日】欧米下落、追加減産の先行き不透明

2023年11月27日

【アーガスメディア=週刊原油概況】

先週の原油市場は前半上昇基調となるものの、後半に大きく下落。中東原油の指標となるドバイ現物は上昇となった一方で、米国原油の指標となるWTI先物価格および北海原油の指標となるブレント先物価格は前週比小幅下落となった。

石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟国で構成するOPECプラスが週末に予定していた会合で更なる減産に踏み込むとの見通しが強まり、週前半全ての指標に上方修正が加わった。しかし、OPECプラスは会合を26日から30日に延期すると発表。追加減産の合意形成が難航しているとの見方が強まり、WTIブレント先物を中心に下落した。

また、米国エネルギー省(EIA)が発表した週間在庫統計で先週、原油が増加を示した。米国の原油在庫が増加するのは4週連続。世界最大の石油消費国である米国の需給が緩んでいるとの見方が強まり、相場に下方圧力を加えた。

中国の需要回復には時間を要するとの見方が強いことも、引き続き上値が重い一因となっている。


【11月24日現在の原油相場(原油価格($/bl))】

WTI先物(NYMEX)=75.54ドル(前週比0.35ドル安)、ブレント先物(ICE)=80.58ドル(前週比0.03ドル安)、オマーン先物(DME)=82.79ドル(前週比3.61ドル高)、ドバイ現物(Argus)=82.94ドル(前週比3.98ドル高)