【特集3】豪州2件目の分譲マンション事業 地域と住民のニーズを理解し進める

2023年12月3日

【東京ガス不動産】

ワインの産地として有名な南豪州の州都アデレード―。その中心部から2㎞ほどのエリアで、大規模再開発事業「グレンサイド」プロジェクトが進む。東京ガス不動産は、同プロジェクト内の分譲マンション事業「Bloom(ブルーム)1」に参画する。今年2月に参画した「BANKSIA(バンクシア)」に続く、豪州2件目の分譲マンション開発事業だ。

コミュニティー形成を促す 環境への配慮も重視

豪州の分譲マンション購入者には、郊外の戸建てから住み替えるシニア世代層がいる。居住面積を縮小し移り住むことからダウンサイザーと呼ばれる。ブルーム1は、ダウンサイザーをターゲットとしたマンションだ。その間取りは2~3LDKが中心で、価格帯は1億円を超えるものも多い。竣工は2025年4月の予定だが、すでに完売するほどの人気ぶりだ。

人気の理由は開発コンセプトにある。豪州では地元住民同士のつながりを大切にする。そのため新天地でのコミュニティー形成が促進されるよう、ラウンジ、庭園、BBQエリアなどを設置。住民向けイベントも開催する。また利便性の高い生活施設が徒歩圏にあり、幅広い年齢層が生活する大規模住宅エリア内にあることで、社会とのつながりを保った生活が可能だ。

ブルームは人生の花を再び咲かせてほしいと命名

エネルギー会社の不動産事業として環境配慮も重視する。複層ガラスの採用などによりエネルギー効率性を高め、快適な居住空間を提供。太陽光パネルやEV充電器の設置に加え、各住戸でも再生可能エネルギー由来の電力が利用可能だ。またデザインや高さなど、隣接するヘリテージ(歴史的建造物)との調和も図る。このコンセプトがアクティブ志向や高い環境意識を持つシニア層に好評だ。

東京ガス不動産オーストラリアの柴﨑裕之社長は「エネルギー会社としてエネルギー分野での環境配慮は重視していく。ESG型不動産開発を掲げているが、何を実現したいのかが重要。単に環境認証を満たすのではなく、生き生きと生活できる場を創出し、地域や社会と一体で価値が高まるような開発を行いたい。そのために住む人、地域、社会のニーズを理解し具現化していく」と抱負を語った。