【マーケット情報/12月1日】原油下落、需給緩和感強まる

2023年12月4日

【アーガスメディア=週刊原油概況】

先週の原油価格は、主要指標が軒並み下落。中国需要後退の見方、および米国の生産増加が、OPECプラスの協調減産による影響を上回った。

中国の製油所は10月、稼働率を引き下げた。国内需要の弱まりを受け、在庫の積み上げを避けたもよう。11月にはさらに下がったとみられている。また、国内旅行は8月以来減少が続いており、ガソリンや軽油などの消費減も見込まれている。同国の石油需要回復は、依然見通しが立たない状況だ。

加えて、米国では9月、国内産油量が過去最高を記録した。これにより、需給緩和感が一段と強まった。

一方、イラク、アラブ首長国連邦、クウェイトなどOPECプラスの構成国6カ国が、2024年1~3月にかけて合計日量70万バレル相当の減産を計画。サウジアラビアは、日量100万バレルの自主的追加減産を、3月まで続けると公表。ロシアも、原油輸出を一段と削減する方針を発表した。ただ、価格の上方圧力とはならなかった。


【12月1日現在の原油相場(原油価格($/bl))】

WTI先物(NYMEX)=74.07ドル(前週比1.47ドル安)、ブレント先物(ICE)=78.88ドル(前週比1.70ドル安)、オマーン先物(DME)=81.24ドル(前週比1.55ドル安)、ドバイ現物(Argus)=81.13ドル(前週比1.81ドル安)