【マーケット情報/12月8日】原油続落、需給緩和を映す

2023年12月11日

【アーガスメディア=週刊原油概況】

先週の原油価格は、需給緩和感を背景に、各指標全てが続落。また、米国原油の指標となるWTI先物価格は6日、69.34ドルの終値をつけ5カ月振りの低値を更新した。北海原油の指標となるブレント先物価格も同日、6月以来の低値となる74.05ドルを付けた。

中国では11月、原油輸入量が過去10カ月で最低を記録。加えて、米格付け大手ムーディーズ・インベスターズ・サービス社は不況を背景に、中国国債への評価を下方修正。中国景気が一段と減速し、同国からの原油需要が引き続き鈍るとの見方が強まった。

供給面では、米エネルギー情報局(EIA)が、同国9月の産油量が過去最多となったと公表。さらに、米金融大手ゴールドマン・サックスは、OPECプラスが現在以上の減産について合意を得るのは困難だとの見通しを示し、原油価格の下げ基調を強めた。

一方、OPECプラスの11月生産量は、前月から11万バレル減となる日量3,610万バレルとなり、削減目標を下回る水準。ただ、需給の緩みを引き締める材料には至らなかった。


【12月8日現在の原油相場(原油価格($/bl))】

WTI先物(NYMEX)=71.23ドル(前週比2.84ドル安)、ブレント先物(ICE)=75.84ドル(前週比3.04ドル安)、オマーン先物(DME)=75.85ドル(前週比5.39ドル安)、ドバイ現物(Argus)=75.76ドル(前週比5.37ドル安)