【マーケット情報/1月8日】欧米原油が小幅上昇、供給不安が根強い

2024年1月9日

【アーガスメディア=週刊原油概況】

1月2日から8日までの一週間における原油価格は、米国原油の指標となるWTI先物、および北海原油を代表するブレント先物が小幅上昇。中東の情勢悪化を背景とした供給不安が根強い。

中東では、イエメンを拠点とする武装集団フーシによる紅海での攻撃が、激しさを増している。これを受け、米国をはじめとする13カ国の海軍が、紅海の巡廻に参加した。また、4日には、米軍のドローンがイラクの軍事指導者を複数殺害したとの発表があり、中東における緊張が一段と高まった。これらにより、中東産原油の供給不安が強まり、欧米価格の強材料となった。

一方、中東原油の指標となるドバイ現物は小幅下落。サウジアラムコ社が2月積みの公式販売価格を引き下げたことが、重荷となった。さらに、供給不安を出荷増の見通しが相殺したようだ。英国からの主要油種の出荷は2月、増加する見込み。加えて、米国のクッシング在庫が前週比で増加し、7月以来の最高を記録した。


【1月8日現在の原油相場(原油価格($/bl))】

WTI先物(NYMEX)=70.77ドル(前週比0.39ドル高)、ブレント先物(ICE)=76.12ドル(前週比0.23ドル高)、オマーン先物(DME)=77.83ドル(前週比0.11ドル安)、ドバイ現物(Argus)=77.67ドル(前週比0.42ドル安)

*1月1日は祝日のため、1月2日との比較