【マーケット情報/1月12日】先物下落、サウジ調整金の下落が重荷

2024年1月15日

【アーガスメディア=週刊原油概況】

先週の原油価格は、米国原油の指標となるWTI先物および北海原油の指標となるブレント先物が下落。サウジアラビア国営石油会社のサウジ・アラムコ社が2月積み原油の調整金を引き下げたことで、売りが先行した。

アラムコ社は、アジア向け供給の2月積み調整金をすべての油種において前月からバレルあたり2ドル引き下げた。中東原油に対する需要の弱さが、より意識される展開となった。

WTI先物には、米国の原油週間在庫統計が前週から増加を示したことも下方圧力となった。同国では、原油の輸出量が過去3か月で最低水準を示しており、在庫が積み上がっている。

一方、中東原油は堅調。イエメンを拠点とする武装集団フーシ派が紅海で相次いで船舶を攻撃していることで、米英両軍が12日、報復措置として軍事拠点を攻撃。中東情勢のさらなる悪化で、原油供給に対する懸念が強まった。


【1月12日現在の原油相場(原油価格($/bl))】

WTI先物(NYMEX)=72.68ドル(前週比1.13ドル安)、ブレント先物(ICE)=78.29ドル(前週比0.47ドル安)、オマーン先物(DME)=79.18ドル(前週比1.53ドル高)、ドバイ現物(Argus)=78.95ドル(前週比1.34ドル高)