【マーケット情報/1月26日】原油上昇、需給逼迫感が強まる

2024年1月29日

【アーガスメディア=週刊原油概況】

先週の原油価格は、主要指標が軒並み上昇。需給逼迫感の強まりが、価格に対する上方圧力となった。米国原油の指標となるWTI先物、および北海原油を代表するブレント先物は、それぞれ前週比4.6ドルと4.99ドルの急伸となった。WTI先物は、2か月振りの高値を記録した。

米商務省経済分析局が発表した2023年第4四半期の国内総生産(GDP)の成長率は3.3%となり、予想を上回る高水準を記録。米国の経済回復、原油需要の増加が期待され、買いが優勢となった。

加えて、米国では寒波の影響で、一部の原油生産が停止。米エネルギー情報局が発表した原油の在庫統計は、産油量の減少を背景に、大幅な減少を示した。同国では、寒波により原油精製も停止し、需要の弱さが懸念されていた。ただ、それを上回る生産減の影響が示されたことで、原油価格が上昇した。

中東情勢の悪化も引き続き、供給懸念として価格を支えている。イエメンを拠点とする武装集団フーシが、紅海を航行中のコンテナ船にミサイルで攻撃。これを受け、米英両軍が、報復措置として、フーシの軍事拠点を再度空爆。中東地域の緊迫感がさらに強まった。


【1月26日現在の原油相場(原油価格($/bl))】

WTI先物(NYMEX)=78.01ドル(前週比4.60ドル高)、ブレント先物(ICE)=83.55ドル(前週比4.99ドル高)、オマーン先物(DME)=81.56ドル(前週比2.77ドル高)、ドバイ現物(Argus)=81.59ドル(前週比2.85ドル高)