電力の安定供給に欠かせない業務 日頃の作業や訓練で得た成果を競う

2024年2月12日

【東京電力パワーグリッド】

東京電力パワーグリッドは昨年12月4日~8日の5日間、全社技術技能競技大会を東京電力総合研修センター(東京都日野市)で開催した。同大会は電力の安定供給に必要な技術の向上と継承を目的に毎年行われている。競技内容は送電、地中送電、変電、流通土木、監視制御、配電設計工事監理、配電保守、技術サービス、系統運用、電子通信、ドローンと送配電会社の専門分野別に分かれている。日頃の業務や訓練で培った技術成果を競い合った。

㊤鉄塔に付着した異物をドローンで観察
㊦ドローンによる点検競技


点検に必須のドローン 正確かつ迅速な作業を競う

12月7日にはドローンの競技が行われた。テーマは、台風の影響により広域にわたって設備被害を受け、部門横断によって対応するというもの。競技内容は、送電線で事故が発生。送電部門が他部門で編成されたドローン機動チームに送電設備点検を依頼する。ドローン機動チームが点検を実施し、異常箇所など点検結果を送電部門に報告するまでの正確さと迅速さを競う。参加者は事前にどのような箇所に異常があるかなどは聞かされていない。

今回は、異常箇所として写真㊤のように、鉄塔に付着した異物をより詳しく観察したり、ドローンで近づくことではじめて異常と判断できる細かな送電線の欠陥などの障害が用意されていた。この一連の作業のタイムトライアルと正確さが審査された。

ドローンのエキシビションでは、操作に特化した競技が行われた。障害物をクリアしたり、ドローンをホバリングさせて目標物をカメラで撮影したり、難易度が高い内容が設定されていた。

ドローン操縦は総じて若手社員が長けている印象だ。上下左右の動きが操縦できても、奥行きが加わると、コントローラーのディスプレイと肉眼で交互に位置を確認しながらドローンを操縦しなければならず、より複雑な作業が求められるためだ。

電力の安定供給を守るためには日頃の訓練が欠かせない。合わせて業務効率化にも取り組んでいくことが求められる。こうした視点からも、成果を競う同大会の開催意義は大きい。