【マーケット情報/5月10日】WTI上昇も、ブレント下落

2024年5月13日

【アーガスメディア=週刊原油概況】

先週の原油価格は、北海原油の指標となるブレント先物が小幅に下落。一方で、米国原油の指標となるWTI先物、および中東現物は小幅に上昇した。強弱材料混在で、方向感を欠く展開となった。

4月の米国雇用統計では、求人件数は増加するも、市場の予想を下回っており、経済成長の鈍化が示唆された。利下げ開始および石油需要増加の見通しが強まり、価格が上昇した。また、米週間在庫統計も減少が報告され、国内の石油製品需要への強まりが顕著となり、上方圧力として働いた。

中東での地政学リスク、それにともなう供給不安の強まりも引き続き、価格の強材料として働いている。

一方、4月の中国輸入が前月比で減少。同国からの需要減少が、価格の上昇を抑制した。マージン縮小と石油製品需要の後退が要因だ。


【5月10日現在の原油相場(原油価格($/bl))】

WTI先物(NYMEX)=78.26ドル(前週比0.15ドル高)、ブレント先物(ICE)=82.79ドル(前週比0.17ドル安)、オマーン先物(DME)=84.78ドル(前週比0.76ドル高)、ドバイ現物(Argus)=84.62ドル(前週比0.71ドル高)