【コラム/2月22日】官製卸電力市場を考える~技術革新なき自由化がもたらす官権肥大

2021年2月22日

飯倉 穣/エコノミスト 年末から1月にかけて電力需給逼迫で卸電力所のスポット価格が200円を超える事態となった。担当官庁は、消費者に注意喚起し、卸市場調達の新電力向けに優遇策を要請した。今回の市場介入の姿で電力システム改革の実態が垣間見えた。1990年代以降の電力自由化という政策は、日米経済摩擦対応の構造改革の一環として遂行された。小売り自由化・卸電力市場等創設・発送配電分
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