動き出した需給調整取引の課題 改革の鍵は「需要側資源の参加」

2021年5月11日

今後の需給調整取引に期待されることは三つある。一つは、日本の貴重な⊿kW、kW時両面にわたる信頼度維持基盤である揚水発電所のマネタイズの場として機能すること、二つ目は脱炭素や再エネ増加による系統混雑要素をしっかり取り込んでいくこと、三つ目は需要側資源の参加に一層の努力をすることである。 一つ目の揚水発電所は、その維持を可能とする電力制度設計が致命的に遅れており、現行容量市場だけ
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