【マーケット情報/7月18日】欧米原油が下落、需要後退の予測

2022年7月19日

【アーガスメディア=週刊原油概況】

7月11日から18日の一週間における原油価格は、米国原油を代表するWTI先物、および北海原油の指標となるブレント先物が下落。経済減速を背景とした需要後退の予測が、価格の重荷となった。

中国では、上海など一部地域で、新型コロナウイルスの感染が再拡大。ゼロコロナ対策にともなう厳しい制限が再度敷かれるとの懸念が台頭した。また、国際エネルギー機関は、エネルギー価格の高騰と経済の冷え込みを要因に、2022~23年の石油需要予測を下方修正した。

供給面では、ロシアがカスピ海パイプライン・コンソーシアム(CPC)輸出港の停止命令を撤回。カザフスタン産の供給不安が解消された。

一方、中東原油を代表するドバイ現物は、前週から上昇。米国バイデン大統領のサウジアラビア訪問を受け、サウジ外相が16日、原油増産の確約は出来ないと発言。また、リビア国営石油は、原油出荷のフォースマジュールを解除。ただ、政情不安は続いており、引き続き供給は安定しないとの見方が強い。

【7月18日現在の原油相場(原油価格($/bl))】

WTI先物(NYMEX)=102.60ドル(前週比1.49ドル安)、ブレント先物(ICE)=106.27ドル(前週比0.83ドル安)、オマーン先物(DME)=102.68ドル(前週比0.64ドル高)、ドバイ現物(Argus)=102.23ドル(前週比0.78ドル高*)

*11日がシンガポール休場のため、ドバイ現物のみ12日との比較。