【マーケット情報/8月5日】原油急落、石油需要の後退観測が台頭

2022年8月8日

【アーガスメディア=週刊原油概況】

先週の原油価格は、主要指標が軒並み急落。世界経済の冷え込みに懸念が強まるなか、石油需要が後退するとの観測が広がった。

米国のWTI先物原油価格は4日、バレル88.54ドルとなり、ロシアがウクライナに侵攻する前の2月2日以来、約半年ぶりの安値をつけた。

米国、欧州、中国で、景気の悪化を示唆する製造業指数が立て続けに発表されたことで、石油の消費は伸びないとの見方が台頭している。そうしたなか、英国のイングランド銀行が、同国のさらなる経済減速を予測。原油価格を一段と下押した。

米国では、ガソリン需要が、小売価格の下落にもかかわらず減少。一方、原油在庫は増加している。このことからも、原油の需給が弱いことが見て取れる。

OPECプラスは、9月の原油増産幅を日量10万バレルに留めることで合意。これによって、品薄感が広がったものの、価格を押し上げる材料にはならなかった。

【8月5日現在の原油相場(原油価格($/bl))】

WTI先物(NYMEX)=89.01ドル(前週比9.61ドル安)、ブレント先物(ICE)=94.92ドル(前週比15.09ドル安)、オマーン先物(DME)=94.37ドル(前週比10.59ドル安)、ドバイ現物(Argus)=93.07ドル(前週比13.17ドル安)