【マーケット情報/8月12日】原油上昇、需要増加の見通し強まる

2022年8月15日

【アーガスメディア=週刊原油概況】

先週の原油価格は、主要指標が軒並み上昇。需要回復の見通しが、供給増加の観測を上回り、買いが優勢となった。

米国では、ガソリン需要が前週比で増加。前年を引き続き下回る水準ではあるが、燃料需要回復の兆しが、価格の支えとなった。また、国際エネルギー機関が、今年の石油需要予測を大幅に上方修正。天然ガス価格の急騰が、発電事業者による石油の代替利用を促すと予想した。

一方、サウジアラムコ社の9月ターム供給は、多くのアジア太平洋、欧州・地中海における買い手の希望通りとなる見通し。また、核合意復帰に向けた米国とイランの会合が進展。米国の対イラン経済制裁の解除、およびイラン産原油の供給増加へ、期待が高まった。さらに、ロシアからハンガリー、スロバキア、チェコ共和国へ原油を輸送するドルジバ・パイプラインの稼働が再開。ウクライナの支払い問題により、4日から停止していたが、供給不安が緩和された。ただ、価格の下方圧力とはならなかった。

【8月12日現在の原油相場(原油価格($/bl))】

WTI先物(NYMEX)=92.09ドル(前週比3.08ドル高)、ブレント先物(ICE)=98.15ドル(前週比3.23ドル高)、オマーン先物(DME)=99.08ドル(前週比4.71ドル高)、ドバイ現物(Argus)=98.03ドル(前週比4.96ドル高)