青学発 岸田教授の「エネルギー文明論」

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発売年月:2019年12月
著者:岸田一隆
商品コード: 505 商品カテゴリー: , , ジャンル:

著者紹介:
岸田一隆(きしだ・いったか) 1961年、東京生まれ。理学博士。東京大学理学部助手、理化学研究所仁科加速器研究センター先任研究員を経て、現在は青山学院大学経済学部教授、東京女子大学非常勤講師、日本サイエンスコミュニケーション協会編集委員、日本生産性本部イノベーションデザインコース・プログラムコーディネーター。研究テーマは、科学コミュニケーション・文明論・原子核物理学。主な著書に『3つの循環と文明論の科学』(エネルギーフォーラム、2014年)、『ボクらのエネルギーって、どうなるの!?』(エクスナレッジ、2012 年)、『科学コミュニケーション』(平凡社新書、2011 年)。

目次

理学博士なのに経済学部教授!?
科学コミュニケーションの専門家が大学教育で実践していること。

青山学院大学陸上競技部長距離ブロック監督、青山学院大学地球社会共生学部教授、元中国電力社員
原晋氏 推薦!

目次(シラバス)より

第1回 はじめに「この科目の概要」
受講者への挨拶
本書の目的
各回の構成
リベラルアーツを意識する
決意表明

第2回 文明論の意味
ルールが一定とはどういうことか
気づいたときには手遅れ
マルサスの罠
海外進出
フリッツ・ハーバー
新しい農業の可能性

第3回 未来予測は当たるのか
3つのルール
薄皮の中の生命
宇宙進出
未来予測国際会議
バックキャスティング

第4回 スローライフの罠
植物の化学と生態系
金属製錬
日本が北欧になれないわけ
江戸時代礼賛の罠
日本システムの輸出

第5回 エネルギー密度と資源性
植物と動物とソーラーカー
メガソーラーの大海原
省エネルギーの効果
必要な時間
グリッドネットワークとビジネス

第6回 急成長期はなぜ訪れた
薄皮の下の埋蔵金
成長幻想からの脱却
ルールの変更
定常型社会のイメージ
組織内イノベーションのすすめ

第7回 循環を回せ
物質・エネルギー循環
リサイクルの罠
整理整頓のすすめ
確率が苦手な人間にできること
バイオテクノロジーへの期待

第8回 短期的思考は滅びへの道
死の恐怖
木造住宅と法隆寺
超長期的エネルギー戦略
次世代教育のすすめ
人工知能の倫理

第9回 利他的社会
目的と手段の混同
手段としての経済学
エネルギー仮想通貨
共同体の大きさ
学生アンケート

第10回 コミュニケーション
自分の頭で考える
ガリバー旅行記
共感・共有の危険性
原子力の科学コミュニケーション
学生たちの提案

第11回 リベラルアーツ
J・S・ミル『大学教育について』
世界を広げる
責任感
リベラルアーツ担当教員が意識すべきこと
学生時代に身につけておくべきこと

第12回 青山祭(岸田アドグル)
青山学院大学のアドバイザー・グループ制度
教員の役割
岸田アドグルの進め方
議論を深めるときの作法
ゲスト勉強会
アドグル旅行
2017年11月5日(青山祭)
2018年11月3日・4日(青山祭)
学生たちのアイデアの活用

第13回 科学技術の方向性
進化と適応
人工知能との共存
誰が未来を決めるのか
イノベーションの力
総合商社としての科学コミュニケーション

第14回 若者たち
なぜ限界は訪れる
ナッジと誘導自発性
世の中を変える王道
たちの良い老人
SINIC理論

第15回 おわりに「この科目のまとめ」
実際の授業の構成
人生とは駅伝である
社会課題の解決
明日世界が滅びるとしても

時間外学習「さらなる読書のために」