【特集1まとめ】オイルショック 50年の教訓 脱炭素時代の「エネ安全保障」を考える

2023年10月2日

1973年10月の第一次オイルショックから今年で50年を迎える。
この間、わが国のエネルギー業界を取り巻く情勢は激変したが、
いま再び「安全保障・安定供給」が重要な政策課題に浮上してきた。
要因の一つは、ロシア産資源の供給を巡る「ウクライナショック」。
もう一つは、世界的な脱炭素化の進展による「カーボンショック」だ。
いずれも、エネルギーの安定調達・供給に大きな影を落としている。
オイルショック50年の教訓を、政官学の有力者はどう考えるのか。
原子力、再エネ、火力を軸に新たな時代のエネルギーミックスが問われる。

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