パナマ・黒海・南シナ海・紅海― 国際海運が「非常事態」の実情

2024年2月7日

【識者の視点】山田吉彦/東海大学海洋学部教授 昨年来、世界中の海運の要衝で武力衝突などが相次いでいる。 紛争地域から遠く離れた日本だが、当事者として向き合う必要がある。 国際海運の不安要素は多い。まずはパナマ運河だ。中米の雨量が少なく、通航に大きな支障が出始めたのである。パナマ運河は丘陵の上にあるトバ湖の水をダム上の水路に落とすことにより、船を浮き上がら
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