【特集2】太陽光発電とリチウムイオン連携 オンサイトで電力無駄なく活用

2025年1月3日

【東京ガスエンジニアリングソリューションズ(TGES)】

東京ガスエンジニアリングソリューションズ(TGES)は、ホンダの熊本製作所(熊本県大津町)に、国内の工場向けでは最大規模となるリチウムイオン蓄電池を導入し、すでに稼働済みの太陽光発電設備と連携運用を開始した。

TGESは、ホンダ熊本製作所内に、屋根置き型の太陽光発電3800kWを2021年に導入して以来、増設を行ってきた。現在の容量は、屋根置き型で5000kW、カーポート型のソーラーで2100kW。25年4月には、さらに2200kWのカーポートソーラーが稼働する予定で、合計9300kWに達する。

広大な敷地を生かして太陽光発電の整備が進む中、GSユアサ製のリチウムイオン蓄電池、容量2万kW時(2000kW時×10基)を設置した。

太陽光発電による発電量が需要を上回る休日などにリチウムイオン蓄電池の充電を行い、発電量が電力需要を下回る夜間などに同蓄電池から電力を供給する。こうした仕組みで、オンサイトの再生可能エネルギー電力を無駄なく使える自家消費を行うことが可能になる。

導入したコンテナ型リチウムイオン蓄電池

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