パナマ・黒海・南シナ海・紅海― 国際海運が「非常事態」の実情

2024年2月7日

インフレ助長も 「海洋国家」の役割 すでに大手の海運企業の多くは紅海の航行を避け、南アフリカの喜望峰に迂回する航路を選択している。南アフリカ航路を利用すると、大型外航船の航行日数が7日から10日増加し、運航コストに大きく影響する。またリスクを負ってスエズ運河ルートを選択する船舶の保険料は、10倍にもなると予測されている。影響を受ける船舶は、タンカー、コンテナ船、ばら積み
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