【特集2】新たな通勤スタイルを検証 CO2量削減にもつなげる
2025年1月3日
【テス・エンジニアリング】
テス・エンジニアリングはコージェネレーションや天然ガスへの燃料転換の促進にとどまらず、再生可能エネルギー電源の導入からコスト対策の提案まで手掛ける総合的なソリューションを提供している。そんな同社が、培った技術や経験を土台に追求する分野が「EVの蓄電池化」だ。
そうした取り組みの一環で、椿本チエインと共同で「通勤用EVを活用したエネルギーマネジメントシステム(EMS)の実証実験」を開始。同社は埼玉工場(埼玉県飯能市)に自社製V2X(ビークル・ツー・エックス)対応の充放電装置「eLINK」を4台設置し、従業員の通勤用EVに充放電を行う試みに着手した。
テス・エンジニアリング電力需給本部電力需給グループEVプロジェクトチームの武智貴信チーム長は「EVが蓄電池として機能するようになれば、余剰電力の有効活用や出力制御率の低減を実現することができる」と強調。得意のEMS(エネルギーマネジメントシステム)を生かすことにも意欲を示した。
1 2