「気候危機」を唱道する環境白書 根拠なく危機あおることへの違和感

2020年9月10日

【特別寄稿】杉山大志 /キヤノングローバル戦略研究所研究主幹 令和2年度の環境白書では「気候危機」という言葉が使われたが、観測データがまともに示されていない。これで「2050年ゼロエミッション」といった多大な負担を国民に強いることは不適切だ。 令和2年版環境白書では、猛暑、台風、豪雨が多発している、というエピソードが紹介されている。だが、本当に気象災害が多発
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