【特集1】規制委の“聖域化”はなぜ起きた？ 審査体制の見直しが急務

原子力活用のための規制を 10秒間の沈黙の意味は 12年半の間、規制委は変わらなくとも、時代は変わった。エネルギー安全保障と脱炭素の重要性が強く意識され、政府は原子力の最大限活用へとかじを切った。世論調査では既存原子力発電所の再稼働「賛成」が半数を占めるケースが出てきた。 「規制の適正化に向けて動く好機だ」。取材に応じた学識者や電力関係者の多くは異口同音にこう語る