【論考/3月21日】「米国第一」を日本の主体性回復の機会に

2025年3月21日

眼前に迫る「存亡の危機」 欧州理事会が用いた「存亡の危機(existential challenge)」という言葉は、これまで西側諸国では気候変動を指して頻繁に用いられてきた。昨年4月の日米首脳共同声明でも「存亡」に関わるとまでされた問題は気候変動しかない。21世紀後半までを俯瞰し、人類全体の危機を救う指導者としての、高らかな自己認識がそこに現れていた。 しかし足元で、い
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