電気とセットでより“お得”に 東京・大阪で都市ガス取次ぎ開始

2025年4月4日


蓄電池制御で実証実験 CN貢献へ取り組み強化

CNを軸としたエネルギービジネス拡充に向けた手も着々と打っている。特に、家庭用の蓄電池は、屋根置き太陽光と合わせて再エネの自家消費を高めてもらう鍵と見ており、さまざまなビジネスモデルの展開を模索中だ。

昨年8月~今年2月には、NTTアノードエナジー、NTTスマイルエナジーと共同で、再エ普及拡大に向けた家庭用蓄電池最適制御実証実験を実施した。ドコモでんきの契約者であり、かつスマイルエナジーが提供する家庭の電力状況の見守りや蓄電池の遠隔制御が可能なエネルギーマネジメントシステム「ちくでんエコめがね」の契約者の中から応募者を募り、電力需給に合わせ蓄電池の充放電を遠隔制御するという取り組みだ。

ドコモガス提供の流れ

具体的には、電力のスポット価格の変動に合わせて上げと下げのデマンドレスポンス(DR)を発令。蓄電池を遠隔制御し、1台当たりどれだけの経済メリットが生まれるのかといった検証を行った。「この取り組みがうまくいけば、蓄電池を導入している顧客へのポイント還元率を上げたり、DRに協力してもらうことを前提に特別なメニューを提供したりといったことが可能になる。本実証で得た知見やデータを検証した上で、25年度第1四半期中にも次のアクションにつなげたい」と小島氏。

電力小売り事業への参入直後にエネルギー価格の高騰の直撃を受け、東京・東北エリアでは約2年にわたり新規契約の受付を停止せざるを得なくなるなど、同社のエネルギー事業は必ずしも順調な滑り出しではなかった。とはいえ、約9000万件という同社の通信サービスの個人契約者数を踏まえれば、伸びしろはまだまだある。

同社の目標は、強固な顧客接点を生かし低圧分野で新電力として全国シェアトップの座に就くことだ。都市ガスとのセット販売、ポイントサービスの強化、そしてCNに資する電気料金メニューやサービスの開発・提供に実直に取り組みながら、この目標実現にまい進していく。

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