【論考/6月13日】日本を弱体化させる燃料油補助 石油価格ポピュリズムの大罪を暴く <前編>

2025年6月13日

仮想現実と化した日本の燃料油価格 燃料油価格補助金は「激変緩和対策」事業として始まり、当初はその名の通り、期間は22年3月末、支給単価上限も1ℓ当たり5円の時限的な緩和措置だった。しかし、ロシアのウクライナ侵略開始後、当事業の性格は、小売価格を一定水準に抑え込む「継続的な価格操作」へと変容した。 22年4月末よりガソリン基準価格は168円で固定、支給上限も35円に引き上げ
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