【論考/6月16日】日本を弱体化させる燃料油補助 石油価格ポピュリズムの大罪を暴く <後編>

2025年6月16日

石油価格操作の弊害は甚大 人為的低価格という「仮想現実」に落ち入る中で、日本が自ら衰弱させつつあるのは、刻々変動する現実の国際石油情勢に処する、国民経済・社会の対応力・創造力である。 国内石油市場の最も基本的な機能は、国際石油価格の変化を迅速に国内に伝え、無数の経済主体の行動を方向付けて、日本の動きが国際石油情勢の変化に適合するよう、促すことにある。それは日本と世界の石油
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