インフォメーション

2026年2月16日

三菱重工/三菱電機

次世代ガスタービン制御システムを共同開発

三菱重工業と三菱電機は昨年12月24日、火力発電プラント向け次世代ガスタービン制御システムの機能試験を共同開発したと発表した。同システムは、三菱重工の制御技術と三菱電機の高速データ処理技術を組み合わせ、発電用大型ガスタービンの運転を最適制御して安定的かつ効率的な発電を実現するもの。再生可能エネルギー発電量変動を補完する迅速な負荷調整や、天然ガスや水素など多様化する燃料に対応した高度な制御を行う。2026年度の新設案件向けに市場投入を目指し、実機を模擬したシステム検証試験などを行い、共同開発・検証をさらに進めていく計画だ。

IHI

CO2と水素を原料としたSAFの合成に成功

IHIは1月9日、CO2と水素を原料としたSAFの試験装置での合成に成功したと発表した。合成したSAFは、世界的航空燃料評価機関であるワシントン州立大学にて、航空機用代替ジェット燃料として良好な特性を有していると評価された。特に炭化水素組成と粘性に代表される低温流動特性が良好と評され、IHIの合成SAFが、飛行中の寒冷環境での運用に必要な基準を十分に満たし、燃料の密度や燃費特性でも優れていることが示された。今後、CO2と水素を炭化水素に直接変換する新合成法の商用化に向け、国際的技術基準であるASTM認証取得への重要な成果となった。

東急不動産/清水建設

建設現場で使用済み太陽光パネルを再利用

東急不動産と清水建設は1月9日、東急不動産の発電所で使用済みとなった太陽光パネルを清水建設の建設現場2カ所で再利用すると発表した。発電した電気は建設現場敷地内の事務所内のインフォメーションモニターや照明の電源として活用する。また、モニター用電源として設置した蓄電池にも充電する。日本国内では固定価格買い取り(FIT)制度によって、太陽光発電の導入が急速に進んだ。しかし2030年代後半以降、FIT認定を受けた発電所の運営が終了し、太陽光パネルの大量廃棄が社会問題になると危惧されている。両社は使用済みパネルの再利用によって、廃棄物を抑制することを目指す。

JFEエンジニアリング

風力発電のブレード向け異常検知技術を開発

JFEエンジニアリングは1月8日、東京科学大学と共同で音と動画を組み合わせた風力発電ブレードの異常検知技術を開発したと発表した。JFEが開発コンセプトの立案など、東京科学大学が理論の構築・データ検証を担当した。ブレードへのセンサー設置は不要で、発電設備を停止せずに異常を検知できる。同技術によりさらなる運用の安全性向上が期待できる。

豊田通商/ユーラスエナジーHD

風力発電所直結データセンター事業を開始

豊田通商とグループ会社のユーラスエナジーホールディングスは1月14日、ユーラス所有の樺岡ウインドファーム(北海道稚内市)の隣接地にデータセンター(DC)を建設し発電した電気を直接供給すると発表した。受電容量3000kW規模のDCを整備し、自営送電線を通じて風力発電の電気を送る。今年4月に着工し、2027年中の稼働を目指している。

太陽石油

廃プラ由来の熱分解油の受け入れ開始

太陽石油は1月13日、廃プラスチック由来の熱分解油の受け入れを開始した。プラ加工会社CFP(広島県福山市)からISCC PLUS 認証付き廃プラ分解油を四国事業所(愛媛県今治市)で受け入れて、高度な不純物除去が可能な製油所設備で処理して再利用する。太陽石油ではこうした廃プラ活用の道筋を広げ、資源循環促進に取り組んでいく構えだ。