市場と政策の「神業」的両立カーボンニュートラルへの鍵

2021年1月4日

【論説室の窓】吉田博紀/朝日新聞論説委員 菅義偉政権が打ち出した「2050年脱炭素社会」に、正面から反対する人は少ないだろう。しかし、市場を活用してきた従来の方針との両立には、神業に近い政策運営が必要になる。 過ぎしばかりの2020年は、激動という表現が大仰に感じられない年だった。予想もしていなかった新型コロナウイルスが世界経済を直撃し、エネルギー業界も需要の大きな喪
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