【マーケット情報/7月22日】欧州、中東原油が上昇、品薄感が背景

2022年7月25日

【アーガスメディア=週刊原油概況】

先週の原油価格は、北海原油の指標となるブレント先物、および中東原油を代表するドバイ現物が上昇。供給不足感が価格を押し上げた。

米国とイランの核合意復帰をめぐる会談は停滞。これにより、米国の対イラン経済制裁解除、それにともなうイラン産原油の供給増加は、当分見込めないとの予測が強まった。また、トランスカナダ社が、カナダ西部・アルバータ州と米国南部・テキサス州を結ぶ日量59万バレルのキーストーン・パイプラインのフォースマジュールを宣言。停電を受け、稼働率を低減させて操業しており、品薄感を強めた。

一方、米国原油WTI先物は、前週から下落。需要後退の見通しで、売りが優勢となった。欧州中央銀行が、インフレ対策のため、11年ぶりに金利を引き上げ。また、欧州の7月景気指標は低下。経済減速および石油需要後退の予測が広がった。さらに、米国では需要期にも関わらず、価格の高騰でガソリン消費が弱い。WTI先物に対する重荷となった。

【7月22日現在の原油相場(原油価格($/bl))】

WTI先物(NYMEX)=94.70ドル(前週比2.89ドル安)、ブレント先物(ICE)=103.20ドル(前週比2.04ドル高)、オマーン先物(DME)=102.86ドル(前週比4.42ドル高)、ドバイ現物(Argus)=102.80ドル(前週比5.33ドル高)