【LPガス大変革時代に挑む】東京都心で独自展開する富士瓦斯 LPガスを基軸に新分野進出へ
2026年10月21日
津田維一/富士瓦斯 社長

―まずは直近の業績についてお聞かせください。
津田 おかげさまで売り上げは伸びています。単価が上がっていることに加え、販売先を家庭用から業務用にシフトしており、販売数量自体も増えています。ただ、人件費やIT・サイバーセキュリティーなどの負担が増加し、安心できる環境ではありません。現状維持ではなく、成長を目指す必要があります。LPガス市場が縮小するなか、大手事業者はM&A(合併・買収)で拡大を図っていますが、当社は需要創造に注力します。
―現在の売り上げの柱となるものは何でしょうか。
津田 受委託をベースとしたLPガスの販売です。都心部では自社配送を行う一方、地方では地域に根ざしたLPガス販売事業者と協業することで、全国への供給体制を構築しています。加えて、ガス種を問わない器具販売にも力を入れてきました。中でも、給湯器事業では十分な在庫を確保し、外注に頼らない自社施工体制を整えることで、迅速な対応を実現しています。こうした体制が不動産管理会社などからの信頼につながり、現在では年間約6000件の施工を手掛けています。

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