【特集1】大手電力「社債不調」の周辺事情 資金調達悪化を招く制度の歪み

2022年10月2日

格付け機関が債権の発行体などの債務支払い能力を評価し、信用力を示す「格付け」。かつて大手電力会社の格付けは、日本国債並みの高い水準を誇っていたが、11年の東日本大震災とその後の電力システム改革を経た財務リスクの拡大によって段階的に引き下げられてきた。 日本最大手の格付け機関である格付投資情報センター(R&I)は、3段階で電力システム改革を進める方針を盛り込んだ電気事業法が成立した13年
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