【特集1】旧一電の「今そこにある危機」 財務基盤の脆弱化を阻止できるか

2022年10月2日

次に、発電電力量を確認したい。火力+原子力の発電量は、7500億kW時→6064億kW時→5234億kW時と顕著に減少している。前述した系統電力の総需要の減少に加え、優先給電ルールが適用される再エネ(特に太陽光発電)の増加、発電・小売事業での競争激化による売電先の離脱により規模が急速に縮小しているといえ、これは電力システム改革設計時に想定していたスピードをはるかに上回っている。 しかし
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