電力システム改革に制度疲労 競争と安定供給の両立へ検証を

2023年5月9日

【論説室の窓】竹川正記/毎日新聞 論説副委員長 国が2010年代から推進してきた電力システム改革の制度疲労が鮮明になっている。 需給ひっ迫や電気代高騰、新電力の撤退、大手電力の不正など問題が噴出しており、検証が必要だ。 政府は2013年春に「電力システムに関する改革方針」を閣議決定した。11年3月の福島第一原発事故で日本の電力システムの問題点があらわにな
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