【特集1/座談会】規制値上げで露呈した制度問題 電気料金のあるべき姿を探る

2023年7月2日

―こうした状況が長く続いた結果、電力の内々価格差が1・7倍ほどに広がっています。 廣瀬 例えば、同じ社会インフラ事業である鉄道では、国鉄を分割民営化しましたが、地方では需要密度が薄くなり赤字が常態化し、ネットワークの維持に苦労しています。これは電力業界にとっても他人ごとではありません。  今後、地方の電力需要が縮減する中で、送配電ネットワークの維持費用は、最終的には小売料金に反映
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