石油供給の鍵を握るサウジアラビア 国際秩序維持へ政策再構築が急務
2023年11月11日
今の西側には「脱石油」政策はあるが、筋道の通った石油政策がない。石油に関する西側の対応は混乱し、著しく戦略性を欠く。 西側は、ロシア産石油の海上輸出価格に一方的に上限を設けて妨害を図るが、これは実効上「大安売り」の販売促進だ。実際、今年第2四半期にインドのロシア産原油輸入価格は、サウジ産をバレル当たり約20ドル下回り、圧倒的な競争力を示した。 さらに西側は昨年大量の国家石
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