【マーケット情報/2月2日】原油反落、需要減少に懸念強まる

2024年2月5日

【アーガスメディア=週刊原油概況】

先週の原油価格は、前週から一転、主要指標が軒並み下落。米国で石油製品需要が弱まるとの懸念が台頭した。

米国の1月雇用統計が好調だったことから、米連邦準備理事会の利下げ踏切に歯止めがかかるとの見方が強まり、原油を買う動きが弱まった。また、同国では、寒波の影響で原油生産が低調だったにもかかわらず、在庫は増加を示しており、供給余剰感が強まったことも、下方圧力として働いた。

国際通貨基金が2日に発表した中国経済の年次報告で、同国の2024年の経済成長率(GDP)を4.6%としたことも、原油相場への重荷となった。中国の2023年のGDPは5.2%だったことから、経済成長が減速しているとの見方が強まった。

ただ、中東原油の下落幅は、欧米の先物価格と比べると小幅だ。イエメンを拠点とする武装集団フーシ派による紅海を航行する船舶への攻撃が激化しており、中東産原油の供給に対する不安が根強いことが下落をある程度抑制した。


【2月2日現在の原油相場(原油価格($/bl))】

WTI先物(NYMEX)=72.28ドル(前週比5.73ドル安)、ブレント先物(ICE)=77.33ドル(前週比6.22ドル安)、オマーン先物(DME)=78.99ドル(前週比2.57ドル安)、ドバイ現物(Argus)=78.81ドル(前週比2.78ドル安)