【マーケット情報/3月28日】原油上昇、ひっ迫感強まる

2024年4月1日

【アーガスメディア=週刊原油概況】

先週の原油価格は、需給ひっ迫感の強まりを背景に、主要指標が軒並み上昇。米国原油の指標となるWTI先物、および北海原油の指標となるブレント先物は28日、それぞれ83.17ドルと87.48ドルの終値を付け、前日から2ドル近く上昇した。

2月の英国における産油量が減少を示したことで、市場では需給の引き締まりが意識された。英国の産油量は2月、日量59万1,000バレルとなり、前月から2%減、過去5カ月で最低となった。また、米国における石油のリグ稼働数減少も、ひっ迫感を強めている。石油リグの稼働数は506基となり、前週から3基の減少となった。

加えて、中東での地政学的リスクも引き続き、上方圧力として働いている。イエメンを拠点とする武装集団フーシは紅海で、中国籍タンカーを攻撃。タンカーの航行は継続するも、供給不安が一段と広がった。

一方、ロシアからの原油の海上輸出が、大幅に増加する可能性が台頭している。ドローン攻撃を受けたことによる、製油所の稼働停止が背景にある。価格上昇を幾分か相殺した。


【3月28日現在の原油相場(原油価格($/bl))】

WTI先物(NYMEX)=83.17ドル(前週比2.54ドル高)、ブレント先物(ICE)=87.48ドル(前週比2.05ドル高)、オマーン先物(DME)=85.85ドル(前週比0.71ドル高)、ドバイ現物(Argus)=86.28ドル(前週比1.00ドル高)

*29日は休場のため、28日を最新価格として表示しております。