現場のニーズを追求し商品開発 操作性が向上したガス検知器

2024年7月8日

【理研計器】

理研計器はこのほど、都市ガスやLPガスの開栓や配管工事などの際、ガス漏れを検知するポータブル型ガスリーク検知器を発売した。今回の新商品「SP―230」は、従来機種「SP―220」をリニューアルしたもの。「現場で作業する方から従来型の使いにくい点や操作する上での要望などを聞いて開発した」。第一営業部第3営業グループ営業三課の青木裕喜夫課長はこう話す。同タイプの検知器の発売は実に9年ぶり。現場の声を踏まえて改良を重ね、使いやすく、作業効率が向上する検知器が完成した。

現場のニーズに応える機能が充実している

特長の一つが操作しやすい機能を搭載した点だ。LEDライトや操作・警報音のON/OFF、警報を鳴らすガス濃度の設定は全て片手で操作し、ワンプッシュで切り替えられる。また、使用頻度の高い機能を予め割り当てるファンクションボタンも備えた。例えば、点検箇所ごとに、検知する対象を都市ガスとLPガスで切り替えることが多い場合、「ガス種切り替え機能」を割り当てれば、ボタンを押してすぐに設定できる。

もう一つは、作業時の表示を見やすくした。営業技術部営業技術課の眞継恭輔氏は「暗い場所や奥まった狭い場所での作業が多いことに配慮した機能になっている」と説明する。表示モニターの横にはLED表示部を新設。ガス濃度や動作状態が色と目盛で分かりやすくなった。前方を照らすLEDライトとボタン部にバックライトがついているので、暗所での作業もスムーズに行える。

測定データを自動送信 通信技術で作業を効率化

通信技術の活用も作業効率の向上に一役買っている。SP―230には、本体内部に測定記録を保存する機能がついている。ブルートゥースでスマートフォンと連携すれば、位置やガス濃度などの情報が自動でメール送信でき、手書きで記入する必要がなくなった。また同社が開発したスマートフォンアプリ「RK Link」と接続することで、

スマートフォンを介してブルートゥースイヤホンから警報音を流すことが可能になる。住宅街での作業や夜間の工事といった警報音を鳴らしにくい環境でも、静音で周囲に配慮しながら、作業者は警報音を聞き漏らさず、安全に作業ができる。

理研計器はこれまで、半導体・電気業界市場において売上の半分近くのシェアを維持してきた。今後はインフラ業界でもシェア拡大を目指していく構えだ。