【特集2】工場内で革新的エネ利用を促進 ガス関連子会社と強力タッグ

2025年1月3日

【伊藤忠エネクス】

産業用・医療用などのガス販売に加え、ガス容器の点検・検査業務を担う伊藤忠工業ガス。同社の埼玉・東松山の事業所では2024年9月から、親会社である伊藤忠エネクスと一体となって、EVのバッテリーを蓄電池として活用する実証をスタートしている。

目的は、2年前に工場の屋根に全量自家消費向けとして設置した180kWの太陽光発電(PV)の余剰電力を最大限に活用すること。

PVは工場全体の電力使用量の約20%を賄っているが、工場が停止する休日の余剰電力の活用に課題があった。蓄電池の新設にはコストがかさむことから、エネクスはEVの活用に目を付けた。

共同開発した充放電設備

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