【特集2】CNに向け「化けて」変容を 地球温暖化を考える機会に
電力館&ガスパビリオン〈館長インタビュー〉(ガスパビリオン編)

伊藤 パビリオンのテーマを教えてください。
金澤 「化けろ、未来!」です。行動を変えることを「化ける」と言っています。「できることからやっていこう」という意図のほか、CO2を都市ガスに変えるメタネーションをはじめ、都市ガス業界もカーボンニュートラル(CN)に向けて変わっていこうという意図もあります。
伊藤 ガス業界だけでなく、「みなさんにも変わっていただく」というメッセージが新しいと思いましたが、何から始めたらいいでしょうか。
金澤 身の回りの生活の中で一つずつできることをすることが大切だと思います。地球温暖化を身近に考えてもらえる機会になればと思います。
伊藤 運営はいかがですか。
金澤 スタッフには「最高の仲間と最高の舞台へ」と言っています。運営するスタッフだけでなく、お客さまが参加して楽しむことで初めて舞台が完成します。184日間、朝から晩まで一緒に過ごすメンバーの一体感を大事にしたいですね。
伊藤 海外の方の反応はどうですか。
金澤 海外でもCNは課題ですので、ぜひビジネス交流や意見交換も積極的にしていきたいです。
伊藤 ガスパビリオンで注目してほしいことは。
金澤 記憶に残る体験をしていただきたいですね。環境への意識だけでなく「思いやり」にも重きを置いています。コロナや世界情勢でたくさんの命が失われた中で、「いのち」をテーマにした万博の開催はすごく意味があることです。お客さまの記憶に残るメッセージをお伝えしたいと思っています。