【LPガス大変革時代に挑む】東京都心で独自展開する富士瓦斯  LPガスを基軸に新分野進出へ

2026年10月21日

津田維一/富士瓦斯 社長

つだ・これかず 1993年東京大学法学部卒、商社系LPガス販売会社入社。95年富士瓦斯に入社、2014年から現職。一橋大学大学院商学研究科でMBA(経営学修士)取得。

 ―まずは直近の業績についてお聞かせください。

津田 おかげさまで売り上げは伸びています。単価が上がっていることに加え、販売先を家庭用から業務用にシフトしており、販売数量自体も増えています。ただ、人件費やIT・サイバーセキュリティーなどの負担が増加し、安心できる環境ではありません。現状維持ではなく、成長を目指す必要があります。LPガス市場が縮小するなか、大手事業者はM&A(合併・買収)で拡大を図っていますが、当社は需要創造に注力します。

―現在の売り上げの柱となるものは何でしょうか。

津田 受委託をベースとしたLPガスの販売です。都心部では自社配送を行う一方、地方では地域に根ざしたLPガス販売事業者と協業することで、全国への供給体制を構築しています。加えて、ガス種を問わない器具販売にも力を入れてきました。中でも、給湯器事業では十分な在庫を確保し、外注に頼らない自社施工体制を整えることで、迅速な対応を実現しています。こうした体制が不動産管理会社などからの信頼につながり、現在では年間約6000件の施工を手掛けています。

給湯器取り付けは自社施工で行う

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