【LPガス大変革時代に挑む】東邦ガスとシナジー発揮 グループの中核として挑戦の気概で供給する東邦液化ガス

2026年11月6日

古山義洋/東邦液化ガス社長

ふるやま・よしひろ 1985年早稲田大学法学部卒、東邦ガス入社。常務執行役員兼水島ガス社長などを経て2024年4月から専務執行役員兼東邦液化ガス社長に就任。現在は同社社長に専任。

 ―昨今の事業環境に対する認識や東邦液化ガスの強みを教えてください。

古山 少子高齢化や機器の高効率化による需要減に加え、中東情勢に伴う調達コスト上昇など、経営環境は厳しさを増しています。しかし当社には、全国有数の二次基地である名港LPG基地を活用した調達や供給の安定性と、東海三県から静岡、長野、北陸へ展開する強靭な営業、供給、保安基盤があります。

東邦ガスグループ中期経営計画でもLPガス事業はコア事業と位置付けられており、グループの「総合的な課題解決力」を掛け合わせ、電気やリフォーム、「CN×P(カーボンニュートラル支援)」を提供できる点こそが最大の強みです。

二次基地である名港LPG基地

涼厨の普及に注力 標準仕様として採用増

―東邦ガスと連携したガス体エネルギー販売の取り組みについてはいかがでしょうか。

古山 グループのシナジーを最大限発揮すべく、住宅、ゼネコン、設計会社などのサブユーザー、飲食店などのエンドユーザーへ都市ガスとLPガスそれぞれの特徴を生かした多様な選択肢の提案を進めています。とりわけ厨房分野の「涼厨」は快適性や省エネ効果が高く評価され、大手チェーンで標準仕様として採用される例が増えています。

また、近年の酷暑に伴い、避難所となる学校体育館の熱中症対策は喫緊の課題です。国の第7次エネルギー基本計画でも重要なエネルギーと位置付けられ、分散型で災害に強いLPガスを利用したGHPにより、空調とBCP対応を一元的に解決する提案に注力しています。

1 2